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私のマラソン記 真夏のトレイルラン(青山、勝山、四王司山)(2010年8月5日)

2010年8月5日(木)、エイコーの森田さんと一緒に3つの山を走るトレイルランを楽しみました。私の診療所から10分ぐらい離れたところに青山という山があります。この頂上までの道はアスファルトですが、それ以後の勝山、四王司山は登山道です。
当院の木曜日の診療は午後1時までなので、診療が終ってすぐに出発しました。朝から何も食べていなかったので、スタートする前におにぎり3個、あんぱん3個を食べて水1Lを飲み干したのですが、ちょっと食べすぎたようで、走っているとお腹が少し痛くなりました。
30℃を越す気温で脱水にならないようにと2Lの水をバッグに入れました。
山の中はうっそうと茂る木のおかげで、直射日光にあたることはほとんどなく、風も吹いてそんなに暑くはなかったのですが、この1ヶ月ほとんど練習していない(昼はまったく走っていない)私にとっては、この暑さはけっこうきつくて、 前を行く森田さんとの距離は離れるばかりでした。
このところ雨はまったく降っていないので、山道は滑らないから、使い込んだトレイルシューズでもいいだろうと高をくくっていましたが、森田さんが快調に山道を進むのに私はついていけません。7月4日の第12回北丹沢山岳12時間耐久レースで両足の親指の爪を痛めているので(半分はがれかかっている)、無理はしたくありません。なるべく足先に力を入れるようにして、かかとに力を入れると山道が滑るのです。トレイルシューズの裏を見ると、かかとの部分がすでにすり減っており、上りでも下りでもすべって困りました。
すでに老眼になっている私は、診療中、細隙灯顕微鏡とカルテを見ることばかりなので、近方用にコンタクトレンズを合わせています。トレイルランをするときは遠方用のコンタクトレンズに変えるのですが、昨日はあわてて出たので、近方用のコンタクトレンズでは足元がよく見えません。言いわけばかりですが、練習不足、食べすぎ、高温に体が慣れていない、足(爪)の故障、使い込んだトレイルシューズ、遠方が見えないコンタクトレンズなどで、不本意な走りです(スローペースです)。前を行く森田さんの姿はまったく見えません。
私はヘビが大嫌いなので、ヘビが出る時期はほとんど山に入りませんが、今日は森田さんのあとに続くのでヘビが出ても安心だと思っていたのですが、1人で進むことが多かったので、ヘビの出現にびくびくしながら森田さんの後を追いました。
後で聞くと、森田さんはヘビがチョロチョロしているのを見たそうですが、私は出くわしませんでした。森田さんがつゆ払いをしてくれたおかげだと思いますが、近方用のコンタクトレンズで私には見えなかったのかもしれません(笑)。
山道の上りはスローペースだったので、私のまわりには虫が付きまとっていました。気づくとあぶが足にとまっています。何度も振り払ってもまたとまります。足に水をかけますがダメです。バッグの中にインドメタシンのスプレーがあったので、これを足にかけるとあぶはとまらなくなりました。インドメタシンのにおいは効果的でした。私にとっては筋肉痛の緩和との一石二鳥でした。(後で見ると、足はあぶに刺されてあちこちが赤く腫れていました。)
それにしても、森田さんの山道の上り、下りの足の運びはスムーズで速かったです。感心しました。
私は無理のないペースで走ったので、そんなにきつくはなかったのですが、この暑さにはバテ気味でした。
名古屋まで帰られる森田さんは新下関駅発午後4時40分すぎのJRに乗られるということなので、山道を下ってからの最後の一般道の約3kmは少しペースアップして、20分前に診療所に戻りました。森田さんは着替えをして、無事に予定のJRに乗りました。駅でお別れをしたときの森田さんはとてもいい笑顔でした。
森田さんは昨日は休みを取られたそうで、午前中は持ってこられた自転車で、下関市の火の山や北九州市門司区のめかり山などを駆け巡ったようです。午前中3時間、午後3時間の練習でかなり疲れたと思いますが、それを感じさせない森田さんのあの笑顔が忘れられません。
とても充実した時間を過ごすことができました。森田さん、ありがとうございました。

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下関(青山、勝山、四王司山)トレイルラン
                                   森田悦朗

2010年8月5日木曜日午後、今回は初めてレースではなく練習会として植田先生と走り?ましたのでご報告いたします。

今回植田先生と自分がご一緒できる時間は植田先生が午前の診療が終わってから自分の乗る午後4時40分の電車に間に合うまで、実際には1時半から4時頃までの2時間半ほど走るという感じでの予定でした。

そもそも今回は今年の10月11~12日に奥多摩で開催される日本山岳24時間耐久レース(ハセツネカップ)に植田先生と自分が出場する事になったのがきっかけだったと思います。ですから今日はトレイルコース、勿論この季節の強い日差しを少しでも遮る狙いでも登山道を走りました。

午後1時15分、早い!診療が終わり10分もしないうちに植田先生もスタンバイです。


スタート前、先生はロングのタイツで蛇対策?

途中で先生に聞いたのですが慌てて準備したのでコンタクトレンズを交換しておらず診療用の中近方視仕様のままだったとの事、アウトドアでは少し見づらく特に薄明かりの登山道では何度と無く躓いていました。 こういった細かい事でも時間がかさむにつれジャブのように疲れとか集中力とかにきいて来ます。 自分も以前ハセツネカップに出たとき同様な事がありました。12時間頑張りましたが目が疲れたのもあり夜中1時にリタイヤしたにがい経験を思いだしました。

午後1時20分いよいよウエダ眼科をスタート、今日のコースに土地勘の無い自分はとにかく植田先生について走りだします。そして練習でご一緒するのは初めてと言う事もあり日頃植田先生がどんなペースで走っているのか、今日をどんな体調で迎えているのか、そして今日はどんなコースかな?など走りながら話を通して全体像をつかみます。 と言おうか植田先生とのレベルの差から不安でなりません。


「あの山が今から登る青山だよ」

頂上に鉄塔のある青山までは舗装路を走ります。 蛇が苦手という先生につゆ払いして進むも先生は結構スローペース、最近は練習不足と体調がいまいちとか、朝から何も食べてないとの説明を受け心配をするも、もしかしてこのスロースタートは今日のコースは後半何かあるのでは?とか作戦かな?と思ってしまいます。 なぜなら先生は5月の萩往還140kmマラニックや7月の北丹沢12時間山岳耐久レースをこなし、筋金入りのランナーだからです。


マイペースでゆっくり登る植田先生、これって作戦?

最初の山、青山の頂上に到着。鉄塔があるだけの殺風景な所ですが景色は新下関、下関、海、そして九州と見下ろせて最高、まだ気温も高くなく風もあり快適でした。


下関方面が一望できます。

休憩もほどほどに先へ進みます。来た道を少し下り、さてここから先はいよいよ登山道、多少尾根伝いに次の山に向かいます。


ここからいよいよ登山道です。

この時点で午後2時、帰りの時間も少し気になり「植田先生、途中ショートカットできる道はあるんでしょうか?」と尋ねるも「無いね~」とあっさり言われ・・・。
山岳トレイルの練習を兼ねてポールを使って小走りに進もうとしますが、時々クモの巣が顔面にひっかかります。それを交わす為にポールを前方に向け上下に振りながらの走行となり両腕の筋肉はパンパンです。後方ではガサ~ッと音がして植田先生がしりもちをついています。地面がよく見えなくて苦労しているようです。 少しペースを落とし一歩一歩踏み込むようにして二つ目の勝山に登り着いたのは午後2時40分、ここまでは結構木々に日差しが遮られて日焼けを気にする事無く来れましたが全身からだらだらと汗が流れ出ます。そんな自分に比べて先生は・・・全然汗かいてないんです。 調子が今ひとつと言う植田先生ですがそろそろ本領発揮でしょうか。


バックに見える鉄塔のある山がさっき登った青山です。

ここで残りのコースと時間を確認すると、、、結構ぎりぎりみたい(植田先生の表情から)。 実は自分、結構足にきていてこのあと先生の予定タイムで走りきる自信も無くこの時点で新幹線の予約変更を視野に入れました。
そして最後の四王司山を目指します。 とにかくキツイ!でも休む余裕も無い、植田先生もキツイと言うけどどう見てもマイペース、そんな状況の中自分は何か脅迫観念にあうかのように前へ。
 そして午後3時20分、四王司山にある神社に到着。
 

四王司神社にお参りする植田先生。

すぐ近くの四王司山山頂まで行き、これまたすばらしい景色と美味しい空気にほんのひと時の休憩タイムを楽しみました。 ここで撮った2枚の写真はたまたまここで出会った地元の2人の女子中学生に撮ってもらってます。 不思議です、あんなにキツかったのにこの笑顔・・・。


四王司山山頂だよ~!


振り返るとこんな視界です。

さて残りの時間を計算すると、、、植田先生はまだ間にあうと言ってくださるも「はい」と言う自分はもう諦め半分。 それでもとにかくムキになって一気に下山しました。
何とか止まる事無く登山口まで下りて来た時には太ももはパンパン、下半身全体が痛くて逆にじっとしていられない状態でした。 植田先生は「下るの速いね~」と言ってくださいますが、あれより速くも遅くも出来ません。体重がある分多少速くなってしまうのではと思います。


この山々を走ってきたんだよね。

登山口入口付近に今日のコースが案内されていたので写真に収め、時計を見ると午後3時50分、もう絶対電車には間に合わない、と思うも植田先生は「頑張って~、まだ間にあうよ~」と走り始めます。 後から調べたらここからウエダ眼科までは4km、元気な時でも20分はかかります。


登山マップに今回のコースを赤線でなぞってみました。

麓に下り、舗装路になり、フラットな道を一生懸命走って?いるのですが、「あと少しあそこまで走れば後は歩こう」と言ってくださる植田先生がどんどん小さくなっていきます。


あっと言う間に植田先生が小さくなり・・・(午後4時5分撮影)

「あそこまで」と言っていた場所で待っていてくださった先生と残りは殆ど歩きました。勿論この時の自分は電車の変更をするつもりで。 そして今いる場所に気付いたのは何とウエダ眼科まであと少しの所にまで近づいてからでした、時間は午後4時17分。そして午後4時20分、ウエダ眼科に汗だくになりながらも無事ゴール!!
「お疲れさまでした」と言い、ヨ~ッコラショ~ッと地べたに座り込みたい気分の自分に「10分後に駅行くから着替えて準備してね」と言い上階に行ってしまう先生に、気を使って言ってくださっているのか、はたまたシゴキの鬼かと思いながら、拭いても拭いても止まらない汗と戦いながら服を着替え、何とか10分で準備完了。午後4時30分、荷物を先生に持ってもらい一緒に駅まで歩きました。駅までの数分間、今日の反省とか感想とかこれからの事とか話しましたが自分はこうして予定通りに事が進んでいるという事への感激がひとしおでした。ちょっと前まで植田先生と走っていた事への実感がじわじわとこみ上げてきました。新下関駅の改札口を通り、振り返って先生に挨拶をした時の気分は特別な物でした。 特別な日にしてくださった植田先生、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。    
全行程 ??km 3時間 でした。

帰路の新幹線では先生からいただいたパンを食べ、充実した思いで名古屋まで爆睡でした。 完


パン、美味しくいただきました。