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一般演題抄録 -第9回 山口県西部医学会-

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第9回 山口県西部医学会

● 当眼科におけるコンタクトレンズによる眼障害調査

● コンタクトレンズによる眼障害アンケート調査

当眼科におけるコンタクトレンズによる眼障害調査
医療法人社団 ウエダ眼科  植田 喜一

目的:
 日本眼科医会によるコンタクトレンズ(CL)による眼障害報告書は障害の程度や母集団が把握できないという問題がある。そこで、これらを明確にする目的で、当眼科におけるCLの障害調査を行ったので報告する。

方法:
 平成12年1月から5月31日までの4ヶ月間に来院したCL使用者を対象に、自覚症状、他覚的所見、障害の程度、CLの種類、購入先・定期検査の状態を分析、検討した。

結果:
 母集団は2,262名4,404眼で、90名(4.4%)149眼(3.4%)に眼障害を認めた。軽度の障害が多かったが、企業型のCL量販店では重度の障害を多く認め、これらの量販店では定期検査を受けていない者が多かった。従来型のソフトCL、カラーソフトCLには障害が多かった。

結論:
 CLの安全な使用にあたっては、眼科医の適切な処方、管理、指導が必要である。


コンタクトレンズによる眼障害アンケート調査
  医療法人社団 ウエダ眼科    植田 喜一
医療法人   倉冨眼科    倉冨 拓己
医療法人   浅山眼科    浅山 琢也

目的:
 コンタクトレンズ(以下CL)は屈折異常の有効な矯正手段であるが、眼にとっては異物であるため、種々の眼障害を生じることがある。昨年の本学会でもCLによる眼障害のアンケート調査の中間報告(522例)をしたが、最終結果の集計を行ったので報告する。

方法:
 平成10年1月から平成12年3月までに山口県内の17施設から山口県眼科医会事務局に送られた日本眼科医会作成の「コンタクトレンズによる眼障害報告書」を分析、検討した。

結果:
 1,116例(男性351名、女性765名)の報告があった。15歳以上30歳未満が63.8%を占め、40歳以上の中高年でも13.2%の障害例があった。CLの種類はハードレンズが35.2%、従来型ソフトレンズが34.O%、ディスポーザブルレンズが7.4%、頻回交換レンズが23.4%であった。アレルギー性結膜炎や軽度の角膜上皮障害が多かったが、角膜浸潤や角膜潰瘍などの重篤な眼障害も認めた。原因としては長時間装用、洗浄不適によるものが多く、装用指導が不足している症例や定期検査が不定期などであった。