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講習会等講演等抄録 -第45回 日本コンタクトレンズ学会-

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第45回 日本コンタクトレンズ学会
2002年7月6日
 愛媛県民文化会館


◆スペシャリティレンズ処方のコツ

◆より高いQuality of Vsionのための最新の乱視矯

◆トーリックソフトコンタクトレンズ初歩の初歩

ランチョンセミナー

スペシャリティレンズ処方のコツ
トーリックソフトコンタクトレンズ~成功をつかむ処方テクニック~
ウエダ眼科  植田 喜一

トーリックソフトコンタクトレンズ(SCL)が市販されて久しいが、乱視の矯正を必要とするにも関わらず球面SCLを処方し、乱視が未矯正になっている症例も多く、その普及率は高いとはいえない。トーリックSCLは特殊なレンズで、処方が難しい、煩わしいと思っている人も多いようである。数多くのレンズの中からどのレンズを選択すればよいかわからない、また、実際にトーリックSCLを処方しても満足のいく結果が得られないということが、その大きな原因として考えられる。 トーリックSCLを処方する上で考慮すべき重要なポイントは、レンズの選択である。通常の球面レンズと同様に、材質,厚み,べースカーブ(BC),サイズの選択に加えて、レンズデザインの選択が重要となる。特に、レンズ軸の安定性がよいものを選択しなければならず、瞬目でレンズが±15°を越えて回転する場合には、BCを変更するか他のレンズに変更する必要がある。また、レンズが時計回りあるいは反時計回りに回転して安定した場合には、円柱軸の補正をしなければならない。目標とする円柱軸とトーリックSCLの円柱軸のずれは±15°以内(できれば±10°以内)に収まるようにしたい。さらに、1種類のレンズを選択して満足のいく結果が得られなかったからといって、その症例がトーリックSCLの適応でなかったというのは早計で、他のレンズに変更するとうまくいくこともあるため、数種類のレンズを試してみることも必要である。 本セミナーでは、実際の症例提示して、トーリックSCLの処方のコツについて述べた。

アフタヌーンセミナー

より高いQuality of Vsionのための最新の乱視矯正
「メダリスト66トーリック」臨床評価
ウエダ眼科  植田 喜一

今やコンタクトレンズ(CL)に求められるのは、単に良好な視力が得られるということだけでなく、より高いQuality of Vision(QOV)をいかにして得られるかということがCL処方において最も重要なポイントになっている。乱視があるために球面ソフトコン.タクトレンズ(SCL)では良好な視力が得られない症例に対しては、トーリックSCLの処方を考えなければならないが、トーリックSCLは通常の球面SCLに比べて処方が難しい場合が多い。その原因としてトーリックSCLの円柱度数や円柱軸に関する問題が挙げられる。また、レンズの選択にあたっては、レンズの素材やデザイン、厚みなどを考慮することも重要で、乾燥しにくく装用感の良いもの,汚れにくいもの,ハンドリングの良いものが求められる。そして何よりも、長期間・長時間装用しても合併症を起こさない安全なレンズが求められる。 今回、ボシュロム・ジャパン社より発売された頻回交換型のトーリックSCL「メダリスト66トーリック」は、高含水非イオン先生素材のレンズで、独特なレンズデザインによりレンズ軸が極めて安定し、快適な視力が得られる。また、装用感やハンドリングも良く、臨床での使用において非常に有用なレンズであるといえる。 そこで、本セミナーでは、このメダリスト66トーリックを処方し、経過観察を行った症例の臨床成績を述べ、本レンズの実用性を明らかにする。

ティータイムセミナー

トーリックソフトコンタクトレンズ初歩の初歩~間違いだらけのレンズ処方~
トーリックソフトコンタクトレンズによる乱視矯正の進め方
ウエダ眼科  植田 喜一

数多くのトーリックソフトコンタクトレンズ(SCL)が市販されるようになり、乱視を有する患者に対してトーリックSCLを処方する機会が増えてきた。ところが、実際の問題として、トーリックSCLが適切に処方されていない症例を認めることも多くなってきた。代表的な例として挙げられるのは、オートレフラクトメータで得られる球面度数,円柱度数や円柱軸の値を信じて安易にトーリックSCLを処方したために近視や乱視が過矯正になっている症例や、トーリックSCLの円柱軸の見方や円柱軸の補正の方法が間違ったために乱視が適切に矯正されていない症例などである。ガイドマークの位置は必ずしも円柱軸の位置を示しているのではない。また、円柱軸の補正を行ったレンズのガイドマークの位置は補正を行う前のレンズのガイドマークの位置と同じであり、これらについても十分に理解した上でトーリックSCLを処方しなければならない。さらに、目標とする円柱軸とトーリックSCLの円柱軸のずれは、±15°以内(できれば±10°以内)に収まるようにしたいが、トーリックSCLの円柱軸をあまりにも厳密に合わせようとするとかえってうまくいかず、どうしたらよいか悩むこともある。 そこで、本セミナーでは、トーリックSCLによる乱視矯正を行ううえで見落としてはならない基本的な内容について説明を加える。