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コンタクトレンズ関係資料 -コンタクトレンズ講座-

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コンタクトレンズ関係において市民講座などで話した内容を、掲載していくように努めていきます。



■コンタクトレンズの種類

※始めに
※ハード・ソフトコンタクトレンズ
※ハードコンタクトレンズの種類と特徴
※ソフトコンタクトレンズの種類と特徴
※使い捨て・頻回交換ソフトコンタクトレンズの特徴
※コンタクトレンズの装用による分類
※乱視矯正用のコンタクトレンズ
※遠近両用のコンタクトレンズ
※カラーコンタクトレンズ問題点
※カラーコンタクトレンズによる疾患
※虹彩付きコンタクトレンズ
※コンタクトレンズが向かない人
※コンタクトレンズの選択
※コンタクトレンズの処方




コンタクトレンズが日本で市販されるようになって、もうすでに半世紀以上が経ちます。この間に様々なコンタクトレンズが開発されました。そこで、現在日本で市販されているコンタクトレンズを皆様にご紹介したいと思います。
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コンタクトレンズは、大きく分けてハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレンズがあります。ハードコンタクトレンズは文字通り硬いレンズで、黒目より小さいサイズです。一方、ソフトコンタクトレンズは水分を含む軟らかいレンズで、黒目より大きいサイズです。
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コンタクトレンズは、大きく分けてハードコンタクトレンズとソフトコンタクトハードコンタクトレンズには酸素をまったく透過しない材質のレンズと酸素を通すレンズがありますが、目の安全性を考えると酸素透過性のレンズの方が良いと思います。ハードコンタクトレンズはソフトコンタクトレンズよりも屈折異常の矯正効果が良く、とくに不正乱視(角膜形状に強い変化がある)の強い場合にはハードコンタクトレンズでないと十分な視力が得られません。ただ、どうしても硬いレンズなので目に入れると当初異物感がありますが、だんだんと慣れてくると異物感を感じなくなります。ただし、涙の少ないドライアイの人や強度の角膜乱視の人、神経質な人などではどうしても異物感が気になる人がいます。また、ハードコンタクトレンズはソフトコンタクトレンズに比べてずれやすい、はずれやすいので、激しいスポーツをする人では困ることもあります。一方、硬いということは耐久性に優れ、レンズの寿命が長く、レンズの汚れが少ない、ケアが簡便というメリットもあります。また、目にトラブルが生じるとそれを痛みとしてすぐに自覚し、無理なコンタクトレンズの装用を避けるため、重篤な眼障害はほとんど発生しません。
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コンタクトレンズは、大きく分けてハードコンタクトレンズとソフトコンタクト次に、使用方法については、朝コンタクトレンズを入れて夜はずす終日装用という使い方と、レンズを24時間以上入れたままにする連続装用という使い方があります。
ほとんどすべてのタイプのレンズが終日装用ですが、酸素透過性の高いハードコンタクトレンズや含水率の高い従来型ソフトコンタクトレンズ、ディスポーザブルソフトコンタクトレンズ、頻回交換型コンタクトレンズの中には連続装用できるものがあります。連続装用は目が覚めたときから物が見え、入れたりはずしたりする手間とレンズケアをしなくても良いというメリットがありますが、いろいろと問題があります。黒目(角膜)は十分な酸素を必要とし、空気中から多くの酸素を取り入れています。ところが、黒目(角膜)にコンタクトレンズを乗せると、コンタクトレンズは100%酸素を透過するわけではないので、取り込まれる酸素の量は減少します。
コンタクトレンズが連続装用できるようになったのは、酸素を十分に透過する材質のコンタクトレンズが開発されたからですが、残念ながらまったくトラブルなく連続装用できるほどの材質ではありません。十分に注意しながら使用しないと酸素不足による目の障害を生じます。また、酸素不足の問題だけでなく、レンズが汚れてくることも問題です。目の中は、口や鼻、耳の中と同じようにいろいろな分泌物が出るため、目の中に入れたレンズは汚れてきます。さらに、外からのゴミなどもレンズに付着します。下着や靴下を何日間も変えずに使用するのと同じで、入れっぱなしは不潔です。汚れたコンタクトレンズを使用するといろいろな目の障害が起こります。レンズを清潔に保つためにもレンズは毎日外してきれいにケアした方が良いでしょう。さらに、コンタクトレンズを長時間装用すると、目が乾いたり、角膜の形状が変化することがあります。目の安全性を考えると連続装用はすすめられません。その他に必要時のみ使用する方法がありますが、これには使い捨てソフトコンタクトレンズがあります。
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こうした従来型のソフトコンタクトレンズの問題点を解決する方法として、ディスポーザブルソフトコンタクトレンズ,頻回交換型コンタクトレンズが開発されました。短期間でレンズを交換するため、レンズの汚れ・変形が少ない、すなわちいつもきれいなレンズを使用するので眼障害が少ない、装用感が良い、良く見えるというメリットがあります。また、ディスポーザブルソフトコンタクトレンズの場合はケアがまったく不要ですし、頻回交換型コンタクトレンズも従来型のソフトコンタクトレンズに比べるとケアが簡単です。さらに、数枚セットで購入するため、最後の1枚になるまではスペアのレンズが手元にあります。
たとえばレンズを紛失したとか傷がついたなどの場合には、すぐにスペアのレンズを使用できます。また、定期的にレンズがなくなるわけですから、レンズの購入を目的として定期的に眼科を受診しなければなりません。そのつど検査を行って、適切な度数のレンズが手に入ります。
そして、目の状態を診察してもらうわけですから、自分では気づいていなかったような眼障害が見つかることもあります。
早期発見ができれば早期治療が行われ、障害が重篤化しないというメリットもあります。さらに、旅行やスポーツなど必要時のみ使用するといった人にも便利です。ただし、1枚のレンズ代は安いのですが、年間計算すると高額になります。ところで、こうしたレンズはとても安全だと思っている人もいますが、やはり異物ですので決められた通りに使用しないと眼障害が起こります。
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次に、使用方法については、朝コンタクトレンズを入れて夜はずす終日装用という使い方と、レンズを24時間以上入れたままにする連続装用という使い方があります。
ほとんどすべてのタイプのレンズが終日装用ですが、酸素透過性の高いハードコンタクトレンズや含水率の高い従来型ソフトコンタクトレンズ、ディスポーザブルソフトコンタクトレンズ、頻回交換型コンタクトレンズの中には連続装用できるものがあります。連続装用は目が覚めたときから物が見え、入れたりはずしたりする手間とレンズケアをしなくても良いというメリットがありますが、いろいろと問題があります。黒目(角膜)は十分な酸素を必要とし、空気中から多くの酸素を取り入れています。ところが、黒目(角膜)にコンタクトレンズを乗せると、コンタクトレンズは100%酸素を透過するわけではないので、取り込まれる酸素の量は減少します。
コンタクトレンズが連続装用できるようになったのは、酸素を十分に透過する材質のコンタクトレンズが開発されたからですが、残念ながらまったくトラブルなく連続装用できるほどの材質ではありません。十分に注意しながら使用しないと酸素不足による目の障害を生じます。また、酸素不足の問題だけでなく、レンズが汚れてくることも問題です。目の中は、口や鼻、耳の中と同じようにいろいろな分泌物が出るため、目の中に入れたレンズは汚れてきます。さらに、外からのゴミなどもレンズに付着します。下着や靴下を何日間も変えずに使用するのと同じで、入れっぱなしは不潔です。汚れたコンタクトレンズを使用するといろいろな目の障害が起こります。レンズを清潔に保つためにもレンズは毎日外してきれいにケアした方が良いでしょう。さらに、コンタクトレンズを長時間装用すると、目が乾いたり、角膜の形状が変化することがあります。目の安全性を考えると連続装用はすすめられません。
その他に必要時のみ使用する方法がありますが、これには使い捨てソフトコンタクトレンズがあります。
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強い乱視のため、通常のハードコンタクトレンズやソフトコンタクトレンズを使用しても満足のいく視力が得られない場合や、コンタクトレンズがうまく目にフィットしない場合は、乱視矯正用のレンズ(トーリックレンズ)を使用します。
トーリックレンズにはそれぞれハードコンタクトレンズ、ソフトコンタクトレンズがありますが、通常のレンズに比べて処方が煩雑で、合わせるのに時間がかかります。トーリックレンズは乱視の軸や度がレンズを使っているうちに変わったりすることもありますので、レンズが落ち着くまで何回か受診してもらうことがあります。また、特殊なレンズのため値段が高く、注文して納品されるまでに日数がかかる製品もあります。
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遠くは見えるのに近くが見えなくなった状態を老眼といいます。
メガネの場合は遠く用と近く用のメガネを別々にかけ分けるか、遠近両用のメガネをかけます。コンタクトレンズの場合も遠近両用のコンタクトレンズがありますが、メガネのようにはっきりと遠くも近くも見えるようにはなりません。いくぶんぼやけた状態になります。それで日常生活に問題がなければ良いのですが、困るようであれば他の方法を考えます。
もっとも簡単な方法は、両眼とも遠方用にコンタクトレンズの度を合わせ、近くを見るときのみコンタクトレンズの上から老眼鏡をかけます。
コンタクトレンズの上からメガネをかけるのを好まない場合には、片方の目のコンタクトレンズを遠方に合わせ、他方の目のコンタクトレンズの度を中間距離から近方に合わせます。この場合、個人差がありますが、慣れを必要とします。
また、人によっては目が疲れるといわれる方もおられます。どういう方法をとるかは眼科医とよく相談して下さい。
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コンタクトレンズは主に近視や遠視、乱視などの屈折異常を治療するための医療用具で、単におしゃれを目的として装用するものではありません。なぜなら、コンタクトレンズは目にとって異物であるため、適切に処方されたものを正しく装用しなければトラブルが生じるからです。
ところで、若者を中心として人気のあるカラーレンズにはいくつかの問題があります。まず、コンタクトレンズに人工的な着色が施されているという点です。製品によってはこの着色の方法が問題で、黒目(角膜)に障害を起こしやすいという報告があります。また、着色されたレンズでは付着した汚れがはっきりとわからないため、この汚れに伴う眼障害を引き起こします。さらに、カラーレンズには多くの規格(サイズ,カーブ,厚み,デザイン)がないため、目に合わないレンズを無理に装用している方もおられます。これらの結果から、通常のコンタクトレンズに比べて眼障害の発生率が高頻度に起こっています。
カラーレンズをご希望の方は十分なケアをして無理な装用をしないように心がけて下さい。できれば、カラーソフトコンタクトレンズの装用時間をなるべく短くして、他の通常のコンタクトレンズあるいはメガネとの併用をおすすめします。
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写真は、Waardenburg(ワールデンブルク)症候群という先天性疾患の患者さんの目です。
右眼の虹彩の色素が薄いため、左右の虹彩の色が違うのを患者さんは気にしておられましたので、右眼にカラーレンズを使用し、なるべく左眼の色に合わせました。このような場合には、美容上という目的といっても処方する意味があると思います。
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この患者のように角膜全体が白く濁り、ほとんど見えない場合には角膜移植手術をして角膜を透明にすることができます。しかし、この患者さんの場合は18年前に右眼の網膜剥離の手術を受けましたが、ほとんど失明の状態でしたので、角膜移植の適応ではありませんでした。そこで、美容上の目的でコンタクトレンズを使用することにしました。
カラーレンズの場合は、レンズの中央部は透明で、近視矯正のための度数が入っていますが、虹彩付きレンズにはレンズの中央部は瞳孔と同じ黒い色が着色され、その周囲は虹彩と同じ茶系の色が着色されています。
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ところで、すべての人がコンタクトレンズを使用できるわけではありません。目に病気(結膜炎・角膜炎など)がある人や、涙の分泌量の少ない人などにはコンタクトレンズの使用が難しいことがあります。
コンタクトレンズは着脱や洗浄、消毒などの手入れをしなければなりませんので、不精な人、手指や爪を清潔にできない人には適しません。
また、指示された正しい使用のできない人には危険です。神経質な方で、どうしてもコンタクトレンズを目に入れられない方も不向きです。
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良好な視力が得られ、異物感が少なく、安全であり、安くて耐久性に優れたレンズで、ケアが簡単でケア用品が安いことが理想です。実際には患者さんからお聞きした内容(見え方,職業,レンズケア,経済性など)から、なるべくご要望のレンズを選びたいと思いますが、目の状態が最優先されます。
たとえば、検査して強度の乱視や不正乱視がわかった方は、使い捨てソフトコンタクトレンズを希望されても十分な視力が得られませんので、ハードコンタクトレンズや乱視矯正用のソフトコンタクトレンズをおすすめします。
また、アレルギー性結膜炎のある方は、従来型のソフトコンタクトレンズよりも使い捨てのソフトコンタクトレンズや頻回交換型のソフトコンタクトレンズあるいはハードコンタクトレンズが適します。
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コンタクトレンズの処方は、まずハードコンタクトレンズにするかソフトコンタクトレンズにするかを決めて、さらにレンズの材質を決めます。
ハードコンタクトレンズであれば酸素透過性の程度、ソフトコンタクトレンズでは水分を含む量が材質によって違いますから、どのような材質のレンズにするかを決めなければなりません。
そして、レンズの厚みなどを考え、それぞれの方の目にあったレンズの規格、具体的にはレンズのサイズや内面のカーブ、周辺部のデザインなどを決定します。さらに適切なレンズケアを選び、患者に指導します。
このようにコンタクトレンズの処方は単純なものではなく、眼科専門医による処方が必要です。