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私のマラソン記 第12回北丹沢12時間山岳耐久レースを終えて(2010年7月3日)

 7月3日(土)、午後から第36回京都眼科フォーラムで「コンタクトレンズ診療における社会的諸問題」の講演があるので、いつもより早く起床し、新下関駅に向かいました。
 京都駅に着いて驚いたのは大雨です。「この大雨が東へ移動すると、関東地方も大雨になるのでは?」「大会は開催されるだろうか?」「開催されるとしても山道はすべって大変だなぁ、でも1週間前に雨の中で練習したからちょっと安心」などと考えながらフォーラムの会場に向かいました。この日のフォーラムは「Q&Aで学ぶコンタクトレンズ診療アップデート」がテーマでした。4名の演者がいます。私は2番手でしたが、他の方々の講演も拝聴したかったので、初めから終わりまでフォーラムに参加しました。終了後に懇親会が予定されていましたが、神奈川までの移動の関係で皆さんには失礼して京都駅に向かいました。
 京都駅ではお弁当を3つ購入して、のぞみに駆け込みました。新横浜駅で下車して、在来線に乗り換えて、藤野駅をめざしました。藤野駅から大会会場の青根キャンプ場への交通手段はタクシーしかありません。藤野にはタクシー会社が1社しかないので、事前にタクシーを予約することにしました。22時過ぎに藤野駅に到着するので、駅で待っていてほしいと依頼すると、営業は22時までなので無理だと言われて困りました。近くのタクシー会社を尋ねると、隣りの相模湖駅のタクシーであれば営業していると言われたので、その会社に電話をすると、予約は受けていないので駅前に並んでほしいという返事でした。相模湖駅では小雨がパラパラ降っていました。タクシー乗り場に行くとタクシーは1台も止まっていません。すでに他の客を乗せて行ってしまったのでしょうか?タクシー会社に電話すると、そこで待っているようにと言われました。この時間はおそらく車1台しか動いていないのではないかと思いました。しばらくしてタクシーが来ました。これでやっと青根キャンプ場まで行けると安心しました。
 この大会も4回目の参加ですから、キャンプ場のバンガローでの宿泊も慣れたものです。京都で買ったお弁当を1つ食べ、明日の準備を終えて早々に就寝しました。
 朝5時に起床しました。雨は止んでいました。大会会場で参加賞のTシャツをもらった後、残りの弁当2つを食べました。牛乳、さらにジュースも飲みほして、エネルギー補給は満タンです(ちょっと摂りすぎ)。
 今日はむし暑くなるかもしれないと予想し、スタート時に水は1.5ℓ持っていくことにしました。食べ物はあんぱん9個、パワージェル3袋、梅干しチューブ1本、キャンディー10個をバッグの中に詰め込んでいます。さらにインドメタシンのスプレー、貴重品などが入ったバッグはかなりの重量です。
 スタートして約2kmはアスファルトの上り坂です。山道では追い越しが難しいので、この間で前の方に位置しないとタイムロスにつながります。食べすぎ、飲みすぎの体に重いバッグを背負っての上り坂は大変です。この約2kmで汗がほとばしります。昨日の雨で山道はぬかるんでいます。上りもきつかったですが、大変なのは下りです。ぬかるみがすべりまくります。注意して下っていたのですが、足元がつるっとすべり、踏んばった両足が攣りました。インドメタシンを取り出してスプレーして、痛みがやわらいだのですが、これからどうなるのかという不安が頭をよぎりました。標高1,000mを越える山を3つクリアしなければならないのですが、まだ1つ目の山の下りです。
 後から来る選手に道を譲りながら、慎重に下りました。しばらくすると、足の痛みが和らいだので、他の選手と同じペースで走ることにしました。とにかくすべるので、足に力を入れながら下るのですが、距離にして3kmちょっと、標高差700mちょっとの下りが本当にきついのです。心臓もバクバク、喉もカラカラになりました。
 あと2つの山越えも同様に大変でしたが、だんだんとバランスのとり方が良くなり、体も少し慣れてきたせいか、ほとんど攣ることもなくマイペースで進めました。
 2番目の山の下りでは、両足の親指を石にぶつけてしまいました。注意して下っていたのですが、疲れのため集中力が途切れることがあります。気を抜いたわけではないのですが、ガツンとぶつけて、飛びはねるぐらいの痛みを味わいました。3番目の山の下りでは、ぬかるみに足を取られてこけてしまいましたが、怪我もなく無事でした。
 今回はスタートした後にわりと前方を位置できたので、関門時間を気にせずにゆっくりとしたペースで進むことができました。長く続く急な上り坂の途中では休憩をしながら上りました。食べ物もたくさん持ってきたので、しっかり食べましたが、さすがにあんぱん9個は多く、6個で十分でした。
 今回で4回目の参加となり、慣れてきたこともあり、比較的余裕を持ってゴールすることができました(9時間34分37秒)。もう52歳ですし、1週間後の第53回日本コンタクトレンズ学会総会のこともあるので、怪我だけは注意しようと考えました。無茶をしなかった今回の走りは、私にとっては少し不完全燃焼でしたが、完踏できたことは素直に嬉しかったです。

追記
 両足の親指の爪と左足の小指の爪は紫色です。右足の親指の爪は少し変形しています(写真)。
 今回、高橋君が一緒に参加される予定でしたが、直前になって仕事の関係で参加を取りやめました(昨年と同様)。高橋君がこの大会に参加して、どのように感じるか興味を持っていたので残念です。