山口大学医学部附属病院眼科をはじめ市内の総合病院・国立病院などとの連携により安心な医療を提供しております。

角膜びらん -2010年8月-

 2009年10月5日に41歳の男性が、右目が痛いという訴えで受診されました。
診察をすると右の黒目(角膜)に傷(角膜びらん)がありました(写真)。患者さんはソフトコンタクトレンズを使用しており、その取り扱い中に手の爪が角膜に当たったのだと思います。
この患者さんは調子が悪かったにもかかわらず、その後もソフトコンタクトレンズを装用していました。ソフトコンタクトレンズはやわらかいため、目に入れても装用感がいい(異物感がない)というメリットがあります。角膜に傷がついても、ソフトコンタクトレンズを入れると痛みがやわらぎます。これは傷口に包帯をまいたり、バンドエイドを貼ると痛みがやわらぐのと同じです。角膜に傷がついた場合には、コンタクトレンズの使用はひかえてください。傷から細菌やカビなどの微生物が入るとひどい障害になります(最悪の場合、失明することもあります)。
異物感の少ないソフトコンタクトレンズの使用者は痛みがひどくなるまで装用しつづける方がおられますので、特に注意してください。




涙を色素で染めた写真です。緑色に染まったところが黒目(角膜)の傷(角膜びらん)です。